【BizMate Pro日本語版活用事例】
札幌の地に50年以上の歴史を持つ札幌医科大学様は、最先端の医療技術にも従事されています。
現在、「BizMate Pro 日本語版」はどのように利用されているのか、同校付属情報センターに勤務されている戸倉様と大西様にお話を伺いました。
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BizMate Pro 日本語版 Model-12 |
札幌医科大学様と「BizMate Pro 日本語版」の出会いは、同校に勤務されている辰巳教授のご紹介から始まります。医療分野のIT化にいち早く注目されていた辰巳教授は、「BizMate Pro 日本語版」を利用してのオンラインミーティングを関係各位に提案してくださいました。
現在、札幌医科大学様を始め、道内、道外の大学を合わせた8校、その他企業数社をリンクしています。会議にはもちろんのこと、日常的な打合せにも使用されており、時には、海外在住の医療関係者様との打合せにもご利用されているとのこと。日本とは違うネットワーク環境においても「BizMate Pro 日本語版」はその機能を充分に発揮しているとのお話です。
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札幌医科大学様が「BizMate Pro 日本語版」を導入した目的は、頻繁に出張や出向される仕事柄、そこでキャッチした情報をいち早くフィードバックできるシステムを求めていたことから。「BizMate Pro 日本語版」はまさにそれに見合ったシステムだといえるでしょう。
現在は、主に出張先のホテルやホットスポットを利用して打合せを行ったり、他大学へ出向の際、そこから接続して、会議を行ったりといったことに活用されています。
通常、3〜4名での打合せを1〜2時間程度行っているそうですが、時には7〜8名参加する会議にもご利用頂いております。参加者1人当たりのネットワークにかける負荷が少ないことから、参加人数が倍になっても、非常にスムーズな会議が行われています。
また、顔を見てリアルタイムに会話できる点、簡単な操作で使用できる点も評価されております。
今後は、定例会議にも「BizMate Pro 日本語版」を取り入れて行きたいという構想もお持ちでいらっしゃるようです。
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札幌医科大学様が最も高く評価されている機能は、「スライドビュー」と「アプリカメラ」。画像や資料を共有しての打合せを頻繁に行っていることから、共有できるアプリケーションを選ばないこの機能は大変重宝しているとのこと。
また、共有された画像や資料はボタン一つで各端末に保存できることから、議事録作成にも役立てることができます。
以前までは、必要な資料を会議の前にFAXやメールで送信していたそうですが、「BizMate Pro 日本語版」を導入することで、そのような手間が省け準備時間の削減につながったそうです。
とかく、会議システムは、固定された端末からのみの利用を考えられがちですが、「BizMate Pro 日本語版」は、機動性に優れているという点から、移動先でのスピーディーな情報共有を可能にします。
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BizMate Pro Observer Edition(オブザーバーエディション)-100 |
徒来から利用いただいているBizMateは、北海道内・外の大学を合わせた8校、その他企業数社をリンクし、会議や打ち合わせなどの日常業務に使用されていました。
今回の導入は文部科学省の補助金を受けて大幅に整備され、最大で100の病院が参加できるようになりました。
札幌医科大学様(以下、「札幌医大」)は、2004年5月からBizMateを活用し全道各地の病院をネットワークして「地域医療総合医学講座」を開催してきました。
これは週に一度、札幌医大などの医師が自分で診察した患者の症状と症例メモをBizMateで共有し、医療情報の少ない地方勤務の医師たちがリアルタイムで質疑応答できる講座ですが、これまで1回の会議に参加できる病院は16ヶ所が限界でした。
今回の導入によって参加可能な拠点数が大幅に拡大され、100箇所の病院をリンクすることが可能となり、2006年5月現在で全道各地に点在する27の病院、40名ほどの医師たちが参加しています。
BizMateのクライアントプログラムが無料であり、参加するために必要な初期費用が安価で整うことも、医師たちが積極的かつ継続して参加する大きな要素となっています。
過疎地域に住む医師の多くは、診療する機会の少ない症状を患者から訴えられても相談する医師仲間が少ないため勤務を敬遠する傾向が見受けられました。
BizMateは、こうした医師たちの持つ医療情報不足を補い、不安や悩みを取り除くだけではなく、医師のコミュニケーションづくりにも貢献することができています。
この講座開催プロジェクトの中心人物として活動されてきた町立松前病院の木村真司院長は「BizMateを使用することによって、地域を問わず都市部と同等な情報や指導が受けられ、離れた地域で働く同じ立場の医師とのつながりが実感できることが励みになっている。
今後は、さらに輪を広げて、地域医療の底上げを図りたい」とおっしゃっています。
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